こんにちは。
けいです。
今日は外貨に触れるにあたって避けることのできない為替の変動について学んでいきましょう。

為替の変動は外貨におけるリスクの一つになるからしっかり押さえよう
為替レートとは
まず最初に、外国為替とは海外との資金決済のことを指しました。
その際に通貨価値の相場を表す言葉を為替レートと呼びます。
これは資産形成においても外貨を保有する際にとても重要な要素です。
資産形成で使われる通貨の主流はアメリカドル(米ドル)やオーストラリアドル(豪ドル)、ユーロあたりになるでしょう。
ここではわかりやすくするため、米ドルを保有すると仮定します。
もし手元にあるお金をドルに換えて資産形成を行おうと考えた場合、1ドルをいくらで買うことができるでしょうか。
その金額は一定ではありません。
需給の関係によって円とドルの価値は常に変動しているのです。
端的に表すと円よりもドルの方が人気が高ければドルの価値があがり、ドルよりも円の人気が高ければ円の価値が上がるという事ですね。
人気が高くなると価値が上がるため、以前よりも高い値段で売買されることとなります。

需給の関係は金利でも出てきたね
円高と円安
さて、ここで出てくるのが円高や円安と言った問題です。
皆さんも学校の教科書で学んだのではないでしょうか。
またニュースなどで耳にする機会も多いと思います。
授業で理解できた方もできなかった方も、改めて整理をしていきましょう。
円高・円安とは外国の通貨に対する日本円の価値がどのように変動しているかを表したものになります。
1ドル=100円を基準として考えてみましょう。
これはドルを保有するために1ドルあたり100円で買うことができるということです。
これが情勢の変化により1ドル=80円になったとします。
今度は1ドルを80円で買えるようになりました。
1ドルというモノは同じなのに、100円の時よりも20円お得に買うことができました。
これは円の価値が上がりドルの価値が下がっているからなのです。
このように円の価値が上がってドルの価値が下がっている状態を円高と呼びます。
一方で1ドル=120円になったとしましょう。
今度は1ドルを買うために120円出さないといけなくなりました。
100円で買える時期に比べるとドルが20円高くなっていますね。
今回は円の価値が下がりドルの価値が上がっているため、先ほどとは逆転している状態です。
このように円の価値が下がってドルの価値が上がっている状態を円安と呼びます。
100円の時よりも20円多く払わないといけないとなるともったいない気持ちになりますね。

言葉だけだと難しいと思うから下の図を使って覚えてみよう

経済における為替変動の影響
それでは為替が動くとどのような影響が出るのでしょうか。
ドルを買える値段が変わるため個人の資産形成においても大きな影響を及ぼしますが、これは経済にも大きな影響を与えているのです。
まずは海外から材料を輸入しそれを加工して海外に輸出している企業を見てみましょう。
円高の方が安く買えるために仕入れのコストを抑えることができますね。
しかしモノを作って海外へ輸出する企業の場合、円高だとあまり手元に入ってくる金額は少なくなってしまいます。
これが円安であれば海外から仕入れのコストは上がってしまいますが海外へ輸出した際の利益は生み出しやすくなってきます。
円高は輸入に有利になり、円安は輸出に有利になるということですね。

円安になるとコストが上がるから物価が上がりやすいといった日常への影響にもつながるよ
まとめ
今日は為替の変動について学んでいきました。
為替レートに馴染みがなかった方もニュースやネットなどに意識を向けて少しずつ慣れ親しんでいきましょう。

大事なことだから目にする機会も多いってことだね
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