8時間目:金利が動く要因を学ぼう

こんにちは。

けいです。

今日は金利が動く要因について学んでいきましょう。

金利は銀行にお金を預けるときだけじゃなくてお金を借りるときも発生するよ

金利が動く要因

そもそも金利とはお金を貸す対価として借りた側より受け取れる金額を割合で表したものでした。

そしてその金利はそれぞれの金融機関ごとで設定をされており、変動金利の場合はその利率が定期的に見直されるようになっています。

金利が上がることもあれば下がることもあるという事ですね。

また固定金利の場合は契約時点から一定の期間において金利は固定されたままとなりますが、やはり契約の時期によって金利が高い時期や低い時期が存在しています。

それではなぜ金利は動いていくのでしょうか。

それは景気や物価、為替などによる資金の需給によって動かされているのです。

そもそも資金の需給ってどういうことかな

例えば何か商品を買うときは限定品や人気の商品は値段が高くなっていくし、逆に人気が無くて多く売れ残っている商品だと安売りされていることをよく見るよね。金利の動きも似たようなものなんだ

お金にも需要と供給があるってことだね

①景気による影響

最初に景気による動きからです。

一般に景気が良くなると金利は上がり、景気が悪くなると金利は下がる動きを見せます。

景気が良くなるとモノがたくさん買われたり、外食や旅行に行く機会が増えますね。

企業もそれに対応すべくお金をたくさん使って事業を動かします。

このようなタイミングではお金がたくさん使われるということ、つまり資金の需要が高まっているということになるのです。

このように景気が良くなると資金の需要が高まり金利は高くなる傾向にあります。

逆に景気が悪くなるとお金を使わなくなるので資金の需要が下がって金利は下がるようになるということですね。

②物価による影響

次に物価による影響です。

物価上昇が著しい現代ですが、値段が上がると公表されたら世間ではどのような動きが行われるでしょうか。

例えば来月からトイレットペーパーの値段が上がると決まれば今のうちに買っておこうという心理が働きますね。

これにより買いだめが起こるようになり資金の需要が上がるようになります。

また値上がり前に買いだめを行ったことによって値上がり後はあまりモノが売れなくなり、結果としてお金が使われないようになっていきます。

これは資金の供給が減るということです。

このようにして物価が上がることによって資金の需要は高まり供給が下がるため金利は上がりやすくなっていきます。

③為替による影響

最後は為替による影響です。

ここで言う為替とは、海外各国との通貨価値の相場、為替相場のことになります。

通貨の価値関係を表す円高円安といった言葉は社会の教科書にも載っていた記憶があると思います。

この為替相場がなぜ金利に影響するのでしょうか。

もし為替が円安ドル高に動いたとしましょう。

円安ドル高とは円の価値が低くドルの価値が高い状態を指します。

これは資金の流れが価値の高いドルに集まっているという状態です。

結果として円からは資金が流出することになり、資金の供給が少なくなるため金利が上がるという仕組みとなります。

為替相場については別途説明するね

資金の需給と金利の関係

これまで金利が動く要因として3つの要素を説明しましたが、いずれも資金の需要と供給に繋がっていました。

なぜ資金の需給が影響しているのでしょうか。

まずは資金の需要ですが、資金の需要が高いという事はお金を使いたい人が多いということです。

商品と購入者で考えると、商品数に対して購入者が多い(人気が高い)ため少しずつ値上がりしているような状態ですね。

お金を使いたい人が多ければ金利が上がっても借りられるようになります。

一方で資金の需要が低いという事は商品数に対して購入者が少ない(人気が低い)ため値下げしないと売れない状況です。

お金を使いたい人が少なく高い金利ではわざわざ借りてくれないため、金利を引き下げないといけませんね。

次に資金の供給についてです。

資金の供給とは市場にどれだけのお金が出回っているかという事です。

資金の供給が多いという事は世の中にお金が出回っている=世の中に商品が多く出回っているため、希少価値も低く値段は普遍的なものとなります。

逆に資金の供給が少ないという事は、個数限定商品の希少価値が高くなり値段が上がっていくように金利も上がっていくのです。

お金や金利と言ったモノで表されるため実感しにくい部分もあるかと思いますが、考え方は一般的なモノと同じような仕組みですね。

こうやって整理してみるとわかりやすいね

まとめ

今日は金利が動く要因について学んでいきました。

これまでゼロ金利時代を突き進んできた日本ですが、近年は金利が上昇傾向にあります。

経済の流れから金利の動き、また金利の動きから経済の流れを読んでみましょう。

金利はお金に関するあらゆる事に影響があるし、状況に応じて適切なお金の置き場も変わってくるよ

コメント

タイトルとURLをコピーしました