7時間目:利息における日割計算と税金を学ぼう

こんにちは。

けいです。

今日は銀行にお金を預けた際に受け取れる利息に発生する日割計算の考え方や税金について学んでいきましょう。

今日は数字がたくさん出てくるから電卓を持ってみんなも計算してみよう

日割計算

まずは利息の計算方法についてです。

利息の計算は元金×利息×預入日数で計算を行われます。

もしあなたの利用している金融機関の普通預金金利が0.1%であったとしましょう。

まず最初に、それぞれの金融機関で表示されている預金金利は年利表記となっています。

年利とは1年間通して付けられる利息を割合で表したものです。

言い換えると、預けたお金に対して1年間で0.1%の利息が受け取れるという事ですね。

その金融機関に100万円を1年間寝かせたとすると以下のような計算式となるのです。

100万円×0.1%=1,000円←利息

あなたは銀行に100万円を1年間寝かせたことによって1,000円の利息を受け取ることができました。

今度は半年だけ寝かせることを考えてみましょう。

もしも預けていた期間が180日であったとすると、計算式は以下のようになります。

100万円×0.1%÷365日×180日=493円←180日分の利息

先ほどの計算式に365日で割ったものと180日でかけたものが加わりました。

まず365日で割ることによって1日あたりの利息を計算しています。

1日あたりの利息としては100万円×0.1%÷365日=2.7円が発生していることになり、それが180日積み重なっているので180日分をかけているわけですね。

ちなみに利息の受取時は小数点以下を切り捨てとします。

今は分かりやすくするために同じ金額を寝かせ続けた想定で計算を行いましたが、実際に皆さんが使われている預金口座の残高は入出金をすることによって日々変動があると思います。

半年ごとに付けられる利息は毎日の残高からコツコツと計算されたものになるという事ですね。

利息って気づいたら入っているイメージだったけど、こうやって計算されていたんだね

税金

続けて利息計算時の税金について説明を行います。

先ほどの式をもう一度見ていきましょう。

100万円×0.1%=1,000円←利息

年利0.1%の金融機関に100万円を預けていると1年間で1,000円の利息が発生するというものでした。

それではこの1,000円をそのまま受け取ることはできるのでしょうか?

残念なことに利息に対しても税金が発生しているため、実際に受け取れる金額としてはもう少し低いものとなってしまいます。

まず税率として設けられている数字が20.315%です。

発生した利息に対して税率20.315%をかけるため、税金を考慮した金額は以下の計算となります。

1,000円×20.315%=203円←税金

1,000円-203円=797円←手取り利息

元々は利息として1,000円も受け取れたはずが、税金が引かれたことによって手取り797円となりました。

このようにして銀行から皆さんへ利息が支払われる際には自動的に税金も引かれた状態となっているのです。

預金金利のこのような課税方式を源泉分離課税といい、税金が源泉徴収された状態で利息が支払われるといった仕組みとなります。

源泉徴収と言っても会社の年末調整や源泉徴収票とは関係が無いので切り分けて考えましょう。

源泉徴収って言葉を聞いたら会社に何か出さないといけないのかと思うけど、何もしなくていいなら安心だね

ちなみに税率の内訳は所得税15.0%、地方税5%、復興特別所得税0.315%だよ。参考にしてみてね

まとめ

今日は利息の計算方法や利息にかかる税金について学んでいきました。

これらは全て銀行側で計算を行われることになるため、知らなかったとしても特に支障は生まれないかもしれません。

ですが知識として知っておくに越したことはないのでしっかりと理解していきましょう。

計算も最初は難しかったけど理解できたら簡単だね

コメント

タイトルとURLをコピーしました