4時間目:リスク分散を学ぼう

こんにちは。

けいです。

前回は投資にも様々な手段があることを学びましたが、今日はリスクの分散について学んでいきましょう。

次回からは具体的な説明に入っていくからキホンをしっかり抑えよう

卵は一つのカゴに盛るな

お金の話なのに急に卵が出てきたよ?

これは投資における格言の一つなんだ

リスク分散といった言葉は様々な本やネット、CM等でも耳にされたことがあるのではないでしょうか。

この格言では『お金』を『卵』に置き換えて考えられています。

もしあなたがたくさんの卵を持っていたとしましょう。

それらを同じカゴに入れていると考えてみてください。

もしも何かが起きてそのカゴを落としてしまったら、あなたの卵は全て割れてしまいますね。

一方、たくさんの卵を一つのカゴではなく複数のカゴに入れておいたとします。

仮にその中の一つを落としてしまっても、他のカゴに入れてある卵は割れることなく守られたままでした。

これはお金についても同じ事が言えるのです。

例えばコロナ禍を想像してみましょう。

2020年はコロナショックという言葉が生まれるほど大きな株価変動がありました。

大きなダメージを受けたのは、例えば旅行産業ですね。

もし株に投資をしていたとして、投資先が旅行代理店1社のみであったとすると、コロナ禍において旅行産業は業界として厳しく利益を上げられないため株価も暴落してしまいます。

ですがコロナ禍でも株価が上がる企業もあったのです。

例えば医療関係やオンラインサービスなどですね。

投資先が旅行代理店のみではなく医療関係やオンラインサービスを手がける企業にも広がっていれば、結果としてトータルの損失は抑えられるような動きとなっていました。

いつ何があるかは誰にもわからないので、このように特定の金融商品だけに投資をするのではなく、複数の金融商品に投資を行ってリスクを分散させることができるようになります。

お金の置き場は分けておくことが大事だね

時間の分散

リスク分散にはお金の置き場を変える資産分散の他、投資するタイミングを分ける時間分散も効果的です。

先ほどの卵を再度例に出してみましょう。

同じメーカーの卵であったとしても、その値段は一律ではないですね。

生産量や需給の関係、物価変動に伴う飼料の高騰等によって卵の値段は都度変動しています。

例えば1万円を出して100円の卵を買ったとしましょう。

その場合、卵は100個買えることになります。

それが翌月に卵が値下がりして50円で買えるようになったとしたらどうでしょう。

50円の卵を1万円分購入しようとすると200個も買うことができました。

何だか損をした気持ちになるし、やっぱり同じものを買うのであれば同じ値段でたくさん買えた方がいいですよね。

投資においても同じ事が言えます。

株や投資信託の価値は『金額×数量』で計算をされるため、安く多く買うに越したことはないのです。

ですが未来の相場がどうなるかは誰にも分からない。

そのため投資金額を一定として定期的に購入することにより、価格が高いときには購入数を抑え、価格が低いときには購入数を増やす動きが働くため、平均購入単価を抑える効果が働きます。

この仕組みをドル・コスト平均法と言います

売り買いの金額だけじゃなくて、保有している数量も大事なんだね

安く買う、高く売るはみんな想像しやすいけど、数量は意外と盲点なんだ。だけどとても大事な考え方だよ

まとめ

今日はリスク分散について学んでいきました。

将来のための資産形成であるため、出口まで考えておくことが大切です。

資産の分散と時間の分散、どちらも資産を守るために大事な考え方となるのでしっかりと抑えておきましょう。

分散についてはまたそれぞれ詳しく説明するね

色々と奥が深いんだね。わかると面白そうだと思ってきたよ

怖いから、危ないからといって、何もしないのもリスクなんだ。リスクを武器にして一緒に頑張ろう

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