2時間目:お金に働いてもらうことを学ぼう

こんにちは。

けいです。

前回は2000万円問題について学び、老後資金の必要性を知りました。

今日はお金を増やすためお金に働いてもらうことを学んでいきましょう。

お金を増やすにはたくさん働くしかないんじゃないの?

自分が働くだけじゃなくて、お金に働いてもらうこともできるんだ

お金に働かせる

僕が学生だった頃、日本の給与体系についてある考え方を教わりました。

会社から与えられる給料は一か月分の生活費を与えられる仕組みになっているというものです。

例えば新卒の平均給与は、学生が社会人となって一人暮らしを始め、だいたいこれくらいの金額があれば家賃や光熱費、食費を払って一か月生活ができるようになるといった仮定により定められたもの。

そして例えば30代になる頃は結婚している人が多いからこれくらいの金額があれば生活できるでしょう、例えば30代半ばには子どもも生まれている人が多いからこれくらいの金額があれば生活できるでしょう、と。

このように年齢に応じて想定される生活費を与えられるのが日本の給与体系になっているとのことでした。

またロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん 貧乏父さん』といった本にも以下のような流れとなるラットレースとして言及されています。

働く→稼ぐ→生活費→働く→稼ぐ→生活費→働く→……

当然年収の高低は様々だと思います。

ですが高収入貧乏といった言葉もあるように、収入が高いからと言って一概に豊かな生活が送れるとは言い切れないようですね。

あくまでも自分で働いて稼いだお金は生活費のためと考え、ゆとりのある生活を送るためのお金はお金に稼いでもらう必要があるのです。

投資に対するイメージは?

皆さんは投資と聞いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。

汚い、損する、危ない、ギャンブル……

このようなイメージを抱く人も少なくないと思います。

近年はイメージが前向きに変わっている風潮であると思いますが、それでも「投資なんてやるから失敗するんだよ」「汗水垂らしてちゃんと働きな」「貧しくても清いのが一番さ」「お金の話なんてはしたない」といった反応を示す人は周りに一定数いらっしゃると思います。

だけど本当はそうではないのです。

大きなポイントとして投資と投機(ギャンブル)を同じように考えてしまっている人が多いことが原因であると僕は考えています。

まずはこの違いを正しく理解していきましょう。

正しくお金を増やして、清貧ではなく清豊な生活を作っていこう

投資と投機

投資とは資産にお金を投じること。

投機とは機会にお金を投じること。

これをもう少し具体的に考えてみましょう。

投資の例)長期的な株式投資

①企業に投資を行う=企業の株を買う

②企業は投資されたお金を使って設備投資や人件費、広告費等に使う

③設備や人材、広告の力によって業績が上がる

④株価が上がる

→投資には時間がかかる

投機の例)短期的な長期投資

①株価が下がったから株を買う

②値上がりしたから儲けた!or値下がりしたから損した……

→上がり下がりのタイミングは誰にも当てられない=ギャンブル

投資って言葉はよく聞くけど、イメージでは投機を投資だと思っていたよ

しっかりと資産を育てるためには長期運用が大事だよ

投資に対する日本と海外の違い

ここでは有名な資産運用会社レオス・キャピタルワークスの代表者である藤野英人さんが書いた『投資家が「お金」よりも大切にしていること』より非常に興味深いデータを引用させていただきます。

各国の保有資産の比率についてです。

現金保険有価証券株式その他合計
日本55.5%27.9%6.4%6.1%4.1%100%
アメリカ15.3%28.2%21.0%31.5%3.9%100%
イギリス32.2%51.2%4.6%8.1%3.7%100%
ドイツ39.4%33.8%18.3%7.8%0.9%100%
フランス31.3%39.1%10.3%14.2%5.1%100%

出展:『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 著:藤野英人

このように見ると日本の現金保有率が非常に高いことがわかります。

言い換えると他の国は運用の比重が高いという事ですね。

このように見てみると、日本がいかに資産運用に対して保守的な姿勢になっているかがわかります。

あれ、だけどドイツも現金が一番多くなっているよ

いいところに気が付いたね。だけどドイツをはじめとしたヨーロッパでは保険の比重が高くなっているんだ

保険?保険って病気やケガをしたときにお金がもらえるんだよね

一般的な医療保険はその認識で間違っていないんだけど、保障性の保険だけじゃなくて貯蓄性の保険もあるんだ。身体じゃなくてお金を守ってくれるんだね

運用しないとお金はどうなる?

現在の日本では物価上昇率2%の目標を掲げています。

これは毎年モノの値段が2%ずつ上がっていくという事です。

例えば現在100万円で買える車があったとしましょう。

同じ車を買うにも10年後には122万円を出さないと買うことができないのです。

一方で銀行の利息は上がってきていると言えど微々たるものなので、同じ100万円を0.1%で10年間寝かせたとしても8,000円程度(税引後)しか増えてくれません。

物価上昇に金利が追い付いていないため、寝かせているだけでは実質的には損をしているという事になります。

ちなみにマクドナルドのハンバーガーは2014年は100円でしたが、2023年には170円まで値上がりをしています。

同じハンバーガーなのに1.7倍も高くなっているんですね。

銀行にお金を預けていれば減らないと思っていたけど、実は知らない間に損をしていたんだね

預金だと額面が減らないから損をしていないように感じてしまうね。だけど本質を捉えると、お金をただ銀行に預けているだけなのはとても勿体ないことなんだ

まとめ

今日はお金に働いてもらう事を学んでいきました。

いつでも自由に使えるお金として、当然銀行への預金はとても大切な選択肢となります。

ですがそれだけでは十分ではないことも理解し、資産形成への準備を行っていきましょう。

だけど投資ってやっぱり難しそうだよね

不安な気持ちもあると思うけど大丈夫。しっかり学んで無理なく着実に進めていこう

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