14時間目:インフレとデフレを学ぼう

こんにちわ。

けいです。

今日はインフレとデフレについて学んでいきます。

インフレとデフレも学校の教科書に載っていた気がするよ

しっかり覚えられているかな?改めて復習しよう

インフレとは

インフレを正式名称に直すと『インフレーション』となり、物価が継続して上昇することを指します。

物価が上昇するという事は相対的にお金の価値が下がるという事ですね。

例えば現在は100万円で買えるモノがあったとしましょう。

それが物価上昇のために5年後には120万円に値上がりしているとしたら、1円あたりの価値が下がったためによりたくさんのお金を出さないといけないと言うことができます。

インフレが起こる原因は二つあり、一つは好景気によってもたらされる『ディマンド・プル・インフレ』です。

景気が良くなるとモノがたくさん売れるようになるため、需要が供給を上回り、結果としてモノの値上がりに繋がります。

モノが値上がりすると企業の利益が増え、給料が上がり、さらなる消費が生まれます。

景気が好循環に入るため良いインフレと言えるでしょう。

一方、原材料が値上がりすることで製造コストが上がることによるインフレも存在し、そちらは『コスト・プッシュ・インフレ』と呼ばれます。

こちらの原因はコスト増であるため景気の回復にはつながりません。

物価は上がるものの給与等は変わりません。

以前と変わらない給与水準であるにも関わらずモノの値段が上がり、実質的な所得が下がってしまうため悪いインフレにあたります。

このように景気停滞中に起こるインフレはスタグフレーション』と呼ばれます。

インフレの原因を理解することは経済の見通しを立てることに繋がるんだね

デフレとは

デフレとは『デフレーション』を指し、物価が継続的に下落すること表します

インフレとは逆に物価が下落することで相対的にお金の価値が上がっている状態ですね。

例えばコスト・プッシュ・インフレが進み家計が厳しくなったことでモノが売れなくなったとしましょう。

モノの値段が上がっているのに給与が上がらないため消費が減退している状態です。

モノが売れないと店の経営も難しくなるため、売るための努力として値下げが行われます。

このような経緯によってデフレは生み出されます。

そして、これが続くとどうなるでしょうか。

モノの値段が下がると利益も下がるため、従業員の給与も上げられません。

給与が上がらなければ買い渋りが起こるのでますますモノが売れない世の中になっていきます。

このような負の連鎖は『デフレスパイラル』と呼ばれます。

お金の価値が上がると聞いたら悪い話じゃないと思ったけど、経済の見通しを考えると厳しい状態なんだね

ハイパーインフレとは

インフレを表す言葉として『ハイパーインフレ』(ハイパーインフレーション)といったものもあります。

インフレとはお金の価値が相対的に下がっている状態を指しました。

ハイパーインフレは物価が急上昇しお金の価値が急激に下がっている状態を呼びます。

それは通貨の価値が失われているからに他なりません。

前月比50%以上の物価上昇率がハイパーインフレの定義とされていますが、これを実生活に照らして考えてみましょう。

光熱費や日々の食材等が急に1.5倍もの値段になることなんて想定できないですね。

しかし定義付けをされている以上、世界では実際に起きている現象です。

札束で遊ぶ子どもの写真を見たことがある方もいらっしゃるかと思います。

それはドイツで撮られた写真ですが、国がお金を刷りすぎたために信用が無くなり、お金の価値がなくなったから子どもの遊びに使われているといった現象です。

決してお金持ちだからという理由ではありませんね。

日本でも起こると断定はできないけど知識として備えておこう

まとめ

今日はインフレとデフレを学びました。

生活の中でもとても重要な要素となるので日常に当てはめて考えてみましょう。

これらの対策もしっかり取っていこうね

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