13時間目:為替手数料と為替の計算方法を学ぼう

こんにちわ。

けいです。

今日は外貨を保有する際の為替手数料と為替の計算方法について学んでいきます。

特に手数料は金融機関を選ぶポイントにもなるからしっかりと理解しよう

為替手数料

どのような取引にも基本的には手数料が存在するように、外貨の売り買いを行う際にも手数料が発生しています。

手数料の仕組みを理解するために次の3つの言葉から覚えましょう。

TTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)・・・仲値。基準となる為替レート。

TTS(Telegraphic Transfer Selling Rate)・・・仲値に手数料を足したレート。顧客が外貨を買うとき=銀行が外貨を売るときに利用。

TTB(Telegraphic Transfer Buying Rate)・・・仲値から手数料を引いたレート。顧客が外貨を売るとき=銀行が外貨を買うときに利用。

外貨の売買を行う際は上記3種類のレートが利用されるようになります。

それぞれの金融機関において為替手数料が設定されており、それが売買のタイミングでTTMから計上されるということですね。

図に表してみると以下のようになります。

続けて具体的な数字も入れた上で見てみましょう。

もしも為替レートが1ドル=100円、為替手数料がそれぞれ1円ずつであったとすると以下のような計算となります。

実際はドルが100円で買えるはずなのに手数料が乗るから101円払わないと買うことができない、もしくはドルを100円で売れるはずなのに手数料が引かれるから99円でしか売ることができないといった具合です。

そのため為替レートが変わらない状態で売買を繰り返しても手数料分で損をする一方なのでご注意ください。

この例では為替手数料が往復2円かかることになるため、少なくとも為替が2円以上円安になっていないと手数料負けするということですね。

為替手数料は片道は無料の金融機関もあれば、0.5円(50銭)や0.25円(25銭)など金融機関によって様々な設定をされています。

外貨を持つ際は手数料もしっかりと考慮しましょう。

キャンペーン等で金利が上がっているからと既に保有している外貨を売って再度買い直すと、トータルでは手数料で損をすることもあるから注意しよう

為替の計算方法

続けて、いざ外貨を保有する際に必要な為替の計算方法についてです。

まずは為替レート(TTM)と手数料は上記と同じ1ドル=100円、片道1円であると設定し、100万円でドルを購入するとどうなるかを考えてみましょう。

購入時はTTMに為替手数料1円が発生するため101円で購入をすることになります。

100万円で101円のドルをどれだけ買えるかという考え方になるため、計算式としては以下のようになります。

\1,000,000÷101=$9,900.00

このように100万円では9,900ドル99セントを購入することができました。

もしも購入時のTTMが80円であればどうなるでしょうか。

同様に為替手数料込みの81円で購入することになります。

\1,000,000÷81=$12,345.67

先ほどよりも2,445ドルも多く購入することができました。

逆に1ドル=120円で購入する場合のことはもうわかりますね。

\1,000,000÷121=$8,264.46

ドルが高くなっているので8,264ドルしか買うことができませんでした。

ドルを売るなら円高の方がお得ってことだね

今度は売却時を考えてみましょう。

保有している1万ドルを為替手数料1円で売却することを想定します。

TTM=100円であれば手数料が引かれた99円で売却することができます。

考え方としては99円で売れるドルが1万ドルあるという事になるためけ計算は掛け算となり、手元には99万円が残る計算となります。

$10,000×99=\990,000

TTMが80円、120円の場合も続けて見ていきましょう。

$10,000×79=\790,000

$10,000×119=\1,190,000

ドルを売るときは円安の方がいいんだね

まとめ

今日は為替手数料と為替の計算方法を学んでいきました。

せっかくの外貨預金も為替を見ないで売り買いをすると損をする結果に繋がりかねないのでしっかりと確認しましょう。

ここに利息も発生してくると、元金部分には付与された利息も合わせて計算するよ。色々なパターンで計算を試してみてね

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